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映画 アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語

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ゴールデン・イーグル賞2018最優秀美術賞

ロシア映画批評家協会賞2017最優秀音楽賞受賞

カレン・シャフナザーロフ監督作品


映画 アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語
11/10(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町にて
文豪トルストイの名作を名匠カレン・シャフナザーロフ監督が新たな解釈を加え映画化した
アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語』を公開致します。

<解  説>

アンナが鉄道に身を投げた後、成長した息子セルゲイは母の愛人だったヴロンスキーと、日露戦争中、満州で偶然出会い、母アンナとの間の出来事を知るのだった・・・。

ロシアが世界に誇る文豪トルストイの「アンナ・カレーニナ」をベースに、20世紀前半に活躍した、ヴィケーンチイ・ヴェレサーエフの日露戦争文学の要素を交えて、現代ロシアの巨匠カレン・シャフナザーロフ監督が、広大なロシアを舞台に描く人生と愛の本質に迫る娯楽大作である。

<プロフィール>監  督 カレン・シャフナザーロフ Karen Shakhnazarov

1952年、ロシア南部のクラスノダール生まれ。幼少時から絵画と舞台に関心が高かった。ゴルバチョフのブレーン(大統領補佐官を経て大統領顧問)となった父ゲオルギー・シャフナザーロフと共にモスクワに移り、全ソ国立映画大学に入学し、イーゴリ・タランキン(アカデミー賞最優秀外国語映画賞候補「チャイコフスキー」(1970年)などで知られる映画監督)のもとで学ぶ。

1975年の卒業後は、まずモスフィルムに助監督として2年間在籍し3本の短編をつくり、1980年に初めて長編映画“Kind Men”を監督する。1985年のミュージカル・コメディ“Winter Evening in Gagry”の大成功で職業監督としての地位を確立した。当初はコメディを好んで監督したが、次第に作風がシニカルな傾向を帯びるようになっていき、近年は娯楽大作を手がけるようになっている。

また、監督としてだけではなく、脚本家やプロデューサーとしても活躍し、現在はモスフィルムのCEOを務めるなど、組織運営者としても有能ぶりを発揮している。日本で公開やビデオ発売、テレビ放映されている監督作は下記である。ちなみに父親のゲオルギー・シャフナザーロフはペレストロイカの理論的指導者のひとりであった。

2015年 スターリングラード大進撃 ヒトラーの蒼き野望
2012年 ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火
(劇場公開作/(米国)アカデミー賞ロシア代表作)
2004年 蒼ざめた馬
2002年 東部戦線1944
1995年 アメリカの娘
1988年 ゼロシティ
1987年 メッセンジャー・ボーイ
1985年 ガーグラの冬の旅(“Winter Evening in Gagry”) 
1984年 ジャズメン

<キャスト>エリザヴェータ・ボヤルスカヤ アンナ役  Elizaveta Boyarskaya
1985年、当時はレニングラードの名称だったサンクト・ペテルブルク生まれ。両親ともに俳優。2006年から役者として活動し、2007年、サンクト・ペテルブルクの芸術アカデミーを卒業。

マクシム・マトヴェーエフ ヴロンスキー役 Maksim Matveyev 
1982年生まれ。サラトフとモスクワで演劇を勉強し、2006年からモスクワアートシアターの舞台に立つ。本作のTVシリーズなどにも出演している。

ヴィタリー・キシュチェンコ アンナの夫カレーニン伯爵役 Vitaly Kishchenko
1964年、ロシア中西部クラスノヤルスク生まれ。1985年、クラスノヤルスク芸術大学卒業後は、クラスノヤルスク青年劇場や、カリーニングラード州立ドラマ劇場、オムスクドラマ劇場などで舞台に立ち、2011年よりヤロスラーヴリ・ヴォルコフ記念劇場、2012年よりモスソビエト劇場招聘俳優としてコンチャロフスキー監督による3部作に出演。2014年モスクワ芸術劇場招聘俳優。2005年ロシア功労芸術家。映画ではシャフナザーロフ監督の『ホワイトタイガー』(2012年)やウチーチェリ監督の『マチルダ』(2017年)にも出演している、実力派の俳優である。

by jictravel | 2018-10-24 14:08 | ●● 「ロシアな」イベント | Trackback | Comments(0)